やっっっと、暖かくなってきましたね! とはいえ、冷え冷え女子さん、「温め」は冬だけのものではないですよ。春先もまだまだ寒いですし夏は冷房による冷えも大敵。温めは季節を問わず習慣にしたいもの。そこで3回にわたり温め部員3人に日々身につけているお気に入りアイテムを紹介してもらいました。3人寄ればなんとやら。それぞれのこだわりを披露したり新たな発見があったり、尽きることのないトーク。まずは『リンネル』でもご活躍の編集ライター、仁田さんから。
温めアイテムを披露してくれたのはこの3人
<<勝手に部員!>>
宮崎香里さん:衣類だけでなく雑貨、食料品までを取り扱うライフスタイルショップ「かぐれ」のバイヤー。6年前に「温め」をスタート。
仁田ときこさん:『リンネル』をはじめ食・体・健やかな暮らしを中心に様々な媒体で編集執筆を行う。4歳と1歳の男の子のお母さん。「温め」歴は20年!
荒井博子さん:クラリネでも取り扱いのある DANSKOのブランドディレクター。冷え取りソックスと組み合わせて愛用している。「温め」は3年前から。
ゆるゆると座談会スタート。
仁田さん、そもそも「温め」を始めたきっかけは?
仁田さん(以下敬称略):母親が、手首足首を冷やすなという教えで。学生のときからです。だからもう「温め」歴は20年以上になるかな? 高校時代、勉強中もはらまきとか靴下とかで温めるようにしていました。
荒井さん(以下敬称略):母親って温めなさいって言いますよね。学生のときそういうのダサいよ、って思っちゃいがちだけど……。
仁田:冷えているとどうも頭がまわらないことに気づいたんです。温まっているほうが暗記しやすい!
荒井:そうなんですね~! わたしも早く気づきたかった(笑)。
仁田:特にはまっていったのは20代後半から30代です。学生のころよりおしりが冷えるようになったので執筆するときはスパッツ、はらまきパンツ、はらまきと3枚重ねます。靴下は4枚履いて。そうすると体がずっと温まって厚着をしなくてもいいんですよね。
というわけで、まずは編集ライター仁田さんの温め偏愛アイテムを拝見!
「温め」のベテランだけに、長年いろいろと試した中で選び抜かれた自分にしっくりくるものたち。毎日使う必需品です。
1.健康絹手袋「こすっ手」、2.kasane Labの5本指ソックス4足セット、3.kasane Labのはらまきパンツ、4.kasane Labの内絹外綿はらまき
kasane Labの5本指ソックス4足セット
仁田:kasane Labさんという温めアイテムをいろいろと出しているブランドの冷え取りソックスです。奈良の広陵町という100年以上靴下を生産しているという町でつくられています。年間通して4足ばきが基本。絹→綿→絹→季節に合わせた素材のカバーソックスがわたしの定番の組み合わせです。ここのブランドさんは生地が丈夫なので子どものものと一緒によく購入しています。
kasane Labのはらまきパンツ
仁田:こちらも冷え取りソックスと同じブランドです。内側がシルクで外側が綿のはらまきパンツ。
荒井:2色買いですね!
仁田:左はちょっと短くてヨガをするときに。普段自宅で原稿を書くときは右の股下が17㎝ある長いものをはいています。すごく気持ちがいいんですよ。年中、おしりまわりは下着の上にスパッツ、このはらパンツ、はらまきを重ねています。
健康絹手袋「こすっ手」
仁田さん:イチオシがこちら。アーユルヴェーダではオイルを塗る前にこれでこすって温めるんです。そうするとオイルの浸透率がよくなってより体が温まるのだそうです。わたしは自宅で原稿を書いているとき、足がむくんでくるとわーっと足をこすります。すると、一気にあったまる。あとはお風呂に入る前にわーっと一回全身をこすると、入浴した際に熱が体内に入ってきやすくなるんです。息子を出産した助産院で勧められたのがきっかけです。
宮崎さん:個人的に欲しいです。手袋で温めるというのが新鮮!
仁田:1000円くらいで購入できるんですよ。こうやってゴシゴシと。家族でやりあうのも楽しいかもしれないですね。
kasane Labの内絹外綿はらまき
荒井:このはらまきがすごく気持ちよさそうだなと。長さとざっくり感と。
仁田:長く作られているので洋服の下でヨレたりまくれたりしないんです。お風呂上がりにこれと、はらまきパンツとスパッツをはいてそのまま寝て、朝起きたらその上から洋服を着て出かける、というふうに一日中、一年中身につけています。肌に直接触れる素材は絹が個人的に一番気持ちがいいです。
学生のころ「温め」が勉学にいい影響を及ぼし、妊娠中も「温め」で体調を整えて……。こうして、人生の大切なときを「温め」とともに乗り越えてきた仁田さん。その効果を実感するからこそ長く続けられ、そして息子さんたちにも今のうちから実践しているのでしょう。
Photograph_Mari Yoshioka edit&text_Nao Yoshida