女性なら誰でもちょっぴり気が重い、でもとても大切な毎月の生理。
生理のときは紙ナプキンを使う人が多いと思いますが、最近リンネル編集部とクラリネスタッフには布ナプキン(通称布ナプ)にチェンジする人が増えてきています。
布ナプを使うスタッフからよく聞くのは「とにかく温かくて気持ちがいいよ」という話。
その他、「においがなくなった」「オリモノが少なくなった」「生理痛が和らいだ」などの声も聞きます。
そんな布ナプに興味はあるけれど、準備するものや洗濯の仕方が分からないという方のために、実際に使うときのノウハウやちょっとした工夫などを全2回に渡ってお届けします。
Vol.1は布ナプとは & 折り方について。
◆布ナプってなに?
名前の通り、布でできたナプキンのこと。
一般的な紙ナプキンは「高吸収ポリマー」が使われており、これが経血を吸収するとゲル状になります。
触るとひんやりとするゲルを股に当て続けると子宮を冷やす原因に。
その点、布ナプはシルクやネル(綿)でできているので温かく感じるのですね。
冷えとりの一環としてはじめる人も多いそう。
◆布ナプの種類と必要な目安の枚数をご紹介
これがあれば布ナプ生活をすぐにはじめられます。
揃えておきたい数も併記していますので、目安にしてくださいね。
※アルデバランの布ナプの場合
布ナプキン・大判(目安:シルク、ネルをそれぞれ5枚以上)
多い日用や夜用に。
シルクとネル(綿)の二種類があり、合わせて使うのが基本です。
布ナプキン・小判(目安:シルク、ネルをそれぞれ5枚以上)
普通の日用や少ない日用に。
大判より一回り小さい。
シルクとネル(綿)の二種類があり、合わせて使うのが基本です。
※大判が多い日用、小判が普通の日、少ない日用というのは目安です。自分の心地よさやライフスタイルによって、最適な方を選びましょう。
アンダーホルダー(目安:3枚以上)
折りたたんだ布ナプをセットして、ショーツに固定するためのベースです。
中に通気性のある防水シートが2枚入っていてモレを防ぎます。
▼あると安心なもの
ネルパッド(目安:2枚以上)
シルクホルダーと併用して少ない日用に。
経血漏れが心配な方は、布ナプキンの間に挟んで経血キープ力の補助に使っても。
シルクホルダー(目安:2枚以上)
おりものライナーとして、または生理前、終わりかけに。
紙ナプキンを直接肌に当たらないようにするためのオーバーホルダーとしても使えます。
※リンネル公式通販「クラリネ」では単品ではお取り扱いしていません。スタートセットに入っています。
▼アルデバランの布ナプ①
アルデバランの布ナプはシルクに草木染めを施したちょっと贅沢なもの。
シルクは人とおなじタンパク質でできているため、天然繊維の中でも特に肌にストレスを与えない素材です。
「デリケートな生理の期間をより快適に過ごせるように」という想いで、厳選したシルクを子宮系にやさしいと言われる植物で染めています。
▼使い方
写真は小判ですが、大判も同様の使い方をします。
① シルクの布ナプとネルの布ナプを重ねます。※写真では上の白色がネル、下のピンク(茜染め)がシルクです。経血が少ないときはシルク一枚だけで大丈夫なことも。
② シルクが外側に来るように三つ折りにします。大判の場合は四つ折りに。お好みで四つ折り、五つ折りにしてもOK。
③ 折った布ナプをアンダーホルダーのコットンテープに差し込みます。
④ 紙ナプキンに似た形になりました。羽についているスナップボタンを留めてショーツに取りつけます。
▼アルデバランの布ナプ②
布ナプを折っていくと、シルクとコットンが交互に重なる層が出来ます。
実はこれ、冷えとりソックスを重ね履きしたときと同じなんです。
アルデバランの布ナプには、冷えとりの考え方が生きています。
▼漏れが心配な方はパッドを追加しましょう
シルク・ネルの二枚重ねにしても経血がアンダーホルダーに貫通する場合は、ネルパッドを間に挟んで分厚くします。
パッドは折ったどこの層に挟んでも大丈夫です。
次回更新のVol.2では布ナプの取替え & お洗濯についてお届けします。
両方読めば布ナプの予備知識はばっちりです!
>>>「疑問を解消! 安心して使う布ナプキン(アルデバラン編 Vol.2取替え & お洗濯)」は7月19日更新予定です。