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薬効手染のアルデバランのアイテムを編集部が試しました!
kuraline商品の中でも、ひときわ個性を放つアルデバランの「薬効手染」ラインナップ。布ナプキン初心者のライターさくまと、冷えとり女子の編集ささき。それぞれ薬効手染めのアイテムを体験!
みなさまに、使い心地のよさをレポートさせていただきます。
そもそも、薬効手染って、どんなもの?
草木の染料を使って布を染めることを草木染めといいますが、アルデバランの場合、草木の色をただ単に染めているということではないそう。草木の持つ自然界のエネルギーを排毒作用のあるシルクに丁寧に手染めしていくこと。それを「薬効手染」と呼んでいます。
薬草は古くから治療薬として使われ、人々の健康を支えてきました。そんな自然のパワーを、灰汁や米酢、木酢鉄の力を借りて行うのが薬効手染め。天然の恵みがいっぱいの体が喜ぶ染物なのです。
薬効手染によるおもな植物
<あかね─浄血・保温>
昔から腰巻きを染める材料として使われている。
<よもぎ─血液循環や新陳代謝の活性>
古来から女性病の生薬として使われている。
<びわ─排毒>
万病に効く薬と言われ、お寺によく植えられていた。
<うこん─整腸>
消化器系に働きます。
「草木によって、それぞれ身体で感じる効果が変わってくるのですね。初めて知りました。アルデバランの布ナプキンは、茜、よもぎ、びわの3種類。自分の体と会話して、自分に合った植物で染められたものを使ってみたくなりました」(ライターさくま)
きっかけは、妻ふみさんの体調不良から
アルデバラン主宰の中村さん。その奥さま・ふみさんの体調不良が、薬効手染めの原点でした。
さくま アルデバランの商品は、すべてふみさんがそのコンセプトと染め方の基礎を作られたそうですが、そもそも草木染めをはじめたきっかけはなんですか?
ふみ 中学の時、「草木染め」という一冊の本を手に入れました。その本を夢中になって読んで、染めというものに興味を持ったのです。それから大人になって、倉敷民芸館の中にある染め織り研究所で1年間、草木染めの勉強をしました。
さくま 冷えとりの靴下や布ナプキンに薬効手染めを取り入れたのはなぜですか?
ふみ 私は子供の頃から化学染料や化学繊維が肌に合わず、Tシャツやセーターが肌に触れただけで肌に刺激を感じていました。そんな体質を改善したいと思っていたところ、冷え取り健康法に出会ったのです。実践していくうちに、体質が改善されていき、シルクのよさを知りました。そして、身をもって肌に直接触れる「衣」の大切さを感じたんです。それからもっと元気になるためには、どうしたらいいのだろうと考えるように。そこで、植物の薬効を利用した草木染めで、身体が喜ぶ染めを作ろうと思いたち、まず、靴下を染めてみよう!とやってみた。そしたらこれがすごくよかったんです。
さくま アルデバランの商品は、茜、よもぎなど色々な植物の染めがありますよね。
ふみ 色々な植物を染めてみて、植物が違うと温かさや心地よさに違いがあることに気がつきました。ソックスなど染めによって穴の開く位置が違ったり。ああ、それが植物のエネルギーの違いで、身体への働きかけも違うのだなとわかったんです。
アルデバランの冷えとりソックスは、草木の力で
とにかくあたたかい!
ささき 冷え取りソックスセットの1枚目は薬効手染ですね。
ふみ そうですね。直接肌に触れるシルクの靴下に草木染めを使うことにより、薬効の効能も期待できます。
ささき 私は、茜が1枚目の重ねばきセットを履いてみたのですが、ほかのブランドの冷え取り靴下を履いているときよりも、とにかく温かかったです。履いていくうちに染め色が抜けてきたり、穴があいたりすることがあると聞いたのですが。
ふみ 足裏は全身のツボが集まっている第二の心臓といわれ、身体の毒素を出す出口なんです。人によって、穴が開く場所も違ってきますが、それは身体の毒素が流れ出している証拠。身体が健康に近づいているといううれしい知らせだと思ってください。
ささき 薬効手染のものを身につけることは、自分の身体を見つめるきっかけになりそうですね~。
アルデバランの布ナプキンをはじめてみる!
布ナプキンを使うと、色々ないいことがあるみたい。「長年悩まされていた生理痛が和らいだ」「紙ナプキンをつけているときのムレやかゆみ、いやな匂いがない」「生理中のイライラがなくなった」「ゴミが出ないのがうれしい」など、アルデバランの布ナプキンを使った方から、うれしい感想が続々と寄せられているそう。一切化学物質を使わない、薬効手染による天然の布が肌に触れる心地よさを、私も体験してみました。(さくま)
アルデバランの布ナプキンのひみつ
・シルクの布ナプキン
シルク面を肌にあてると、シルクが毒素を吸収し、放出します。
・コットンネルの布ナプキン
シルク布ナプキンと併用して、経血を止めに。
シルクとネルを重ねて使うことで、絹と綿を重ねばきしていく冷え取り健康法と同じ仕組みに。より効果的に多くの毒素が吸収・放出できるのです。
布ナプキンのベーシックな使い方を聞きました
経血の量や生活スタイルに合わせて、いろいろな使い方ができるアルデバランの布ナプキン。初めてという方は、まずはこの使い方を試して!
<必要なもの(例:生理日の日中)>
・シルク小判(写真 左)
・ネル小判(写真 真ん中)
・防水布入りアンダーホルダー(写真 右)
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【STEP1】
シルクとネルを重ねる
シルク布ナプキンとネル布ナプキンを重ねます。シルクが肌に触れるように折りたたむことで、身体の排毒を促し、ネル布ナプキンがしっかりと経血を吸収します。
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ネル小判(内側)…しっかりと経血を吸収します
シルク(外側)…身体の解毒を肌から促します
【STEP2】
ナプキンを折りたたむ
重ねたシルク小判とネル小判を三つ折りにします。排毒効果を高めるため、シルクが肌に触れるように折りたたみましょう(A)。シルク大判とネル大判を使うときは、四つ折りに(B)。
A.重ねたシルク小判とネル小判を三つ折り
B.重ねたシルク大判とネル大判を四つ折り
【STEP3】
折りたたんだ布ナプキンをアンダーホルダーのコットンテープに差し込んで、ショーツへセットします。
Q:経血がついたときはどうするの?
肌に触れていた面だけに経血がついている場合は、新しいナプキンに替えなくてもOK。三つ折りにしている左右の面を入れ替えて。大判を4つ折りにしている場合は、Z状にたたみ直しましょう。新しい布ナプキンに替えるときは、折った状態でポーチに用意しておくと、外出先で取り替えるときに便利です。
用途に合わせて、いろいろなタイプがあります!
普通の日
・シルク小判
・ネル小判
・アンダーホルダー
多い日
・シルク大判
・ネル大判
・アンダーホルダー
生理の日の夜
・夜用三つ折りナプキン
・夜用ネルパッド
・夜用アンダーホルダー
少なめのとき&おりものをカバーしたいとき
・シルクライナー
ライターさくま、編集ささきが質問!教えて中村さん!
布ナプキンQ&A
Q 布ナプって、モレないの?
さくま 布ナプキンって、モレが心配で……。
中村 最初から完璧に使わなくても大丈夫。モレが心配な場合は、折りたたんだ布ナプキンを紙ナプキンの上に重ねるところから始めてみましょう。自宅でゆっくり過ごせるときに、シルクとネルの布ナプキンをアンダーホルダーにセットして、使い心地を試してみるのもおすすめ。
さくま つけた状態で動くと、ずれたりしないんですか?
中村 アンダーホルダーにリボン留めがついているので、ホールド力はしっかりしています。布ナプキンを4重、5重に折っていて肌とナプキンの間に隙間が少ないので、モレの心配はありません。
Q 洗濯の仕方を教えてください。
中村 シルクを傷めないよう、アルカリの強すぎない純石けんで洗うのがおすすめ。合成界面活性剤入り、酸素系、漂白剤や柔軟剤入りの洗剤は、せっかく化学物質を無しにして排毒を考えているものなのでなるべく避けたほうが。熱いお湯で洗うと血液が凝固してしまうので、水かぬるま湯ですすぎ、洗い終わったら、風通しのよい場所で陰干しを。
ささき では、アルカリウォッシュはアルデバランの場合、ダメなんですか?
中村 少量であれば問題ありません。
さくま 布ナプキンを使い続けていると、部分的に色が抜けてきましたが、これは?
中村 肌に触れている部分の染めの色が白く抜けたり、薄くなることがあります。これはシルク成分や薬効成分によって身体の排毒が順調に進んでいる証拠。落ちないシミや色抜けは、おおらかな気持ちで受けとめてください。
Q 替え終わった布ナプキンって?
さくま どうやって持ち歩けばいいですか?
中村 経血は乾くと落ちにくくなってしまいます。小さなスプレーボトルに水を入れておき、経血のついた部分に吹きかけて。その後、ジッパーのついたビニール袋や密閉ケースに入れて持ち歩くと便利です。
さくま におったりしないですか?
中村 もし気になる場合は、スプレーボトルに、水とティーツリーなど殺菌作用のあるエッセンシャルオイルを数滴入れておき、使用後に吹きかけておく。香りもよくておすすめです。
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Q ライナーも使ったほうがいいのですか?
さくま 布ナプキン初心者は、生理日以外のおりもの用のライナーから、取り入れるのもよさそうですね。
中村 そうですね。ご自身の心身の為に布ナプキンは是非使ってほしいのですが、生理以外の日に使うライナーも大事です。最近ではライナーを24時間つけている方も多いと聞きます。ケミカルを24時間使い続けることの害はあまり意識されていませんが、その影響は大きいと思います。特に婦人科周りで重い症状がある方は、生理を整え迎える準備としてもシルクのライナーをぜひ使っていただきたいです。
アルデバランの布ナプキン&ソックス体験談!
快適なつけ心地に感激!
身体によいことを実感しています
「PMS(月経前症候群)がひどく、生理前からいつも憂鬱な気分に。生理中も痛みがひどく、滅入りがちな日が続いていました。なんとか緩和できないものかと思っていたところ、生理痛が和らぐと聞き、布ナプキンを試してみました。はじめはモレが心配で抵抗があったのですが、はじめて使ったときの心地よさに感動! 最初は1日自宅にいるときに使ってみて、徐々に使う頻度を増やしていったので、無理なく慣れることができました。最近は、痛みも和らいできたように感じています。化学物質を使わないノンケミカルにこだわっている部分も安心です」。(さくま)
冷えとり、布ナプ経験をしているからこそわかる! 「とにかく、あたたか~い」
「冷え取り靴下歴は、ムラはありつつ約15年くらい。これと決めているブランドさんから買い続けていましたが、絹の1枚目など、穴があくのがとにかく早くて正直おサイフ事情も大変…と思っていました。アルデバランさんの薬効手染めの靴下は、かなり持ちがいいんです。今回中村さんに聞いたら、草木が布を強くしてくれているそう。そして何より驚くのはその温かさ! これは特に冷えとり経験者さんほど体験してもらいたいです。布ナプ歴は4年ほど。最初は色々なブランドさんを試しましたが、今はアルデバランで落ち着いています。肌さわりが気持ちいいのと、ニオイが気にならなくなったこと。そして何よりおまたが温かい(笑)。39歳で第一子を授かったのもこれら温活のおかげかしらと思っているほど。モレが気になる人は、お尻にきゅっと布ナプを挟む感じで装着すると意外とモレないですよ(笑)」(ささき)
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